2007年 10月 26日
SFC 「天地創造」
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その星は
二つの心を持っていた

表の顔 と 裏の顔
ライトサイド と ダークサイド

この星が 生まれてからの 46億年という 歳月は・・・
大いなる 二つの意志によって 進化とすい退をくり返している。

ライトサイドの意志で 新たな命が 生まれ・・・
ダークサイドの意志で 氷河期が 訪れる・・・

ライトサイドの意志で 道具を使う生命が生まれ、
新たな技術が 次々と 作られていく・・・

ダークサイドの意志によって ひずみが生まれ、
その犠牲者がでる・・・

人類は その二つの意志を それぞれ「神」と「あくま」という名で 呼んだ・・・





 ちまちまと進めていたのをクリアしたので感想を。

■■シナリオ■■
 結構クサい↑のプロローグから始まりますが、中々面白いシナリオでした。このゲームの中核は「綺麗でないところも描く」ところ。プロローグ通り、地球の(人間の)進化の過程にあるその犠牲をきちんと取り上げているところは考えさせられるかと。
 それは人間以外は勿論、街の発展・技術の進歩から生まれる人間自身の痛みも含めて。雪崩に巻き込まれたシーンは、プレイした皆さん何を思うでしょうか。

 最後唐突に本編に戻されるというか、結構強引に纏められる感があるので、総合的にはイマイチ高い評価は出来ないです。 ただ、地球の復興・発展する物語中盤までとエンディング・スタッフロールはとても印象に残る(音楽が良すぎる)ので、是非プレイしてもらいたいです。
 
 *プレイした方へ質問
 アスタリカ祭壇は結局なんだったんでしょうか?あの2人についての説明だったとは思うんですけど、それ以外は何を指していたのか、唐突過ぎてここだけが疑問で……。


■■システム■■
 正直コントローラーの初期ボタン配置【Y=ダッシュ B=ジャンプ A=攻撃】は慣れないと使いづらいですので、最初にカスタマイズをする事をお勧めします。私は【Y=攻撃 B=ジャンプ L=ダッシュ】で。
 そして驚いたのはカスタマイズの保存方法。「(カスタマイズ)する」でカスタマイズした後に、「(カスタマイズ)しない」の方にカーソルを動かすと保存されてるって。なんかイラッとしちゃいました。w
 装備もそう。武器・防具ともに、装備する事で攻撃力・防御力以外のステータスが変化するものもあるのに、それについての詳細は一切表記されない。(「防御が少しあがる」という表記だけで具体的内容がなし、それに加え実は運が下がる装備だったりする。)
 曖昧なのはまだ許せても、表記されないのは「1995年製のゲームとして」いかがなものか。

 そして魔法。攻撃魔法が使えない。ある一戦のみ使用推奨であとは全く使いません。補助魔法で使うものも回復魔法と脱出魔法のみ。ついでにこれはぶっちゃけてしまっていいと思うので言ってしまいますが、ラスボス戦では魔法は攻撃・回復ともに封じられますので、ますますいらない。
 システムではなく、その存在そのものがいらなかったかもしれないバランスと使いづらさは、問題ありです。

 その他細かいですが、無駄にリアルな飛行機操縦&空港場所の数もどうかと思いますよ。飛行機が使いづらくて手に入れても船大活躍ですから。


 煮詰めないといけないところがありますねー。


■■戦闘バランス■■
 アクションRPGなのでプレイヤースキルを問われるのだが、LV上げは気にせずに順調に進められる。かに見える。
 が、雑魚はまだしもボス戦は一定のLVがないときつすぎ。LV:MAXが50だからか、1LV違うだけで与えるダメージがかなり違う。例えばあるボスに挑んだら通常攻撃で1~3しか当たらなかった。しかしLVを2上げると30~40のダメージが与えられる。こんなバランスなんです。(ちなみに2LVで上がる力は3~6程度と思う)

 このバランス、特に気をつけて欲しいのがラスボス戦。
 LV29で挑むもものの見事に一桁ダメージなのでLV上げしたのだが、上げすぎた……。_| ̄|○ ラスボスにはLV30か31くらいで挑むのがいいと思いますよ。私はLV34で楽勝過ぎました。LV37まではサクサク上がってしまうので、調子に乗って上げすぎないようにッ!!

 戦闘バランスの話とはずれるのですがここで。
 これもこの時代に珍しいのかわかりませんが、隠しダンジョン&ボスは存在しません。LV50まであるといいましたが、上記のようにLV32あれば十分なので、それ以降のLV上げは自己満足の部類になります。


■■音楽■■
 作曲者は小林美代子(Wikipedia)さんと曳地正則(Wikipedia)さん。
 魅力的かつ面白かった。なにが面白いって、他のゲームに通用しそうなそのフレーズが。w
 例えばダンジョンはワイルドアームズに使えそうだし、ボス戦はFF(これは「急げ!」系かな)、街はロマサガ、廃墟はクロノトリガー等など……と、有名RPGに当てはめても違和感がない。ここは個性がないと言わずに、優秀な音色による魅力的な音楽ばかりだと評価しよう。w(スクウェアの例が多いな。エニックスなのにww)
 そんな中でこの「天地創造」を纏め上げる一番の音楽は地表・地裏両方のフィールド曲。(地裏曲「旅立ち」・地表曲「さらなる広い世界へ」) この2つがまさに世界を形作り作品として纏め上げてると思います。
 そしてエル(ヒロイン)とのイベントシーンなどでかかる哀愁のある曲(曲名「祈り」)、エンディング(曲名「帰路」)が盛り上げます。特にこの4つがお気に入りですね。

 ちょっと街の音楽には不満ですが、全体的に満足。サントラ欲しいけどプレミア状態なので、復刻希望です。

 あ、言い忘れてた!タイトル曲「光と闇」もかっこいいですッ!スタートボタン押すと、タイトル画面をすっ飛ばしてデータ選択画面になってしまいますので、まずは絶対デモを全部見る事ッ!!
 関連:「ゅ」さんのサイト
    「天地創造」のアレンジMIDIをmp3でも公開されています。丁寧で綺麗な作品です。
    お薦めです!是非聴いてッ!!



■■その他■■
 キャラアニメに拘りを感じる。
 例えば丹下段平のような一般キャラクターは、「体操をする」「鉄アレイでトレーニング」「う○こ座りで煙草プカプカ」という3種類も動きを持っている。普通だったら、ただ歩いている動きだけだろうに。
 その他にも、体をブルッと震わせたり、占い師の動きだったり、イベント時のみのキャラクターの仕草だったり、凄く丁寧です。

 あと、結構ホラーじみてるというか怖い・辛い演出やイベントもあります。4つの絵画とか、細菌兵器とかも……。本当なんというかカオスなゲームですよ。^^;


■■総評■■
 さすが同時期にドラクエ6や聖剣3、ロマサガ3が出ているSFC後期の作品だけあって非常に丁寧に作られています。自分は時間節約のためと言い聞かせ、攻略サイトを見させて貰ってクリアに約14時間かかりました。
 名作と呼ばれるだけのシナリオテーマの重さとアクションRPGの面白さはありますが、足りない部分が各所にある事と、もうちょっとだけ欲しいボリュームも考えて総合評価は70点。甘めかな。^^;

 しかし繰り返しになりますが、ラスボス撃破後~エンディング・スタッフロールは、音楽もいい演出となって必見です。
 人間の進化と文明の先に残すものを、このゲームで感じてみませんか?
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by far_gaia | 2007-10-26 23:34 | 趣味(ゲーム中心)


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