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2007年 03月 12日
映画「ドラえもん のび太の新・魔界大冒険」感想
 という事で日曜日に見てきましたので、感想を書かせてもらいます。ストーリーについて大きなネタバレはしないように心がけるつもりですが、万が一もありますので、細かな事も知りたくない方は続きを開かないで下さい。(記事に直接来られた方は、下にネタバレがすでに開かれてしまっているのでスクロールしないで下さい)


 本編と全然関係ない話を1つ。
 「のび太の恐竜2006」の時もそうだったんですけど、私にも入場の際に玩具くれるんですよね。いいのかね?w こういうのは大勢の子供に配ってなんぼだと思うんですが。(とはいえ、ちゃっかり貰ってますけどw)


 旧ドラえもん映画のこういうおまけは、後になると色が8~10色とかあって、好みの色がもらえないなんて事もあったなぁ~。もしコレクションしてる人がいたら、大変だったでしょうね。今集めるならまだしも、その当時はオークションとか身近な存在ではありませんでしたから。

 あともう1つ、これは感想とは関係ないんですが。
  来年からはリメイクではなく完全新規シナリオ映画って話を聞いたんですが、誰かこのような話を聞いた方、詳細を知っている方がいらっしゃいましたら教えて下さいませ。

 次は「ゴーストライダー」見たいなぁ~。



 では、感想をどうぞ!!  (^-^)ノ~☆











 今回は「のび太の恐竜2006」のようなリメイクではなく、「魔界大冒険」を原作とした新作という見方がいいです。
 前回の「のび太の恐竜2006」はシナリオの変更はあれど基本的なキャラとその絡みは同じだったと思います。が、今回の「新・魔界大冒険」は新設定・新キャラの存在とそれに絡む新シナリオが入っていますので、全体として大きく変更された印象が残ります。

 ここら辺は映画を見なくとも「新・魔界大冒険」の予告編を見て貰えば、皆さん納得して頂ける部分です。映画の雰囲気を知るためにも是非予告編をご覧下さい。
 関連:映画「ドラえもん のび太の新魔界・大冒険 7人の魔法使い」公式サイト


 そんな今回の映画、↑でああ言ってはいますが私は旧作と比較しちゃう人間ですので、ジャッジは旧作の完全圧勝です!!
 「旧作のリメイク」を前提として見たある1人の人間からするとこんな評価になっています。見たからこその最初の注意なので、比較するなと言っておいて比較してる事については見逃して下さい。^^;
 ですから感想も、比較が前提にあっちゃったりします。ははは。A^^;
 

■新設定
 入れ方が強引だったのではないだろうか
 美夜子さんをドラえもん達を冒険へと導くキーマンとする以上に、1人のキャラとして立たせたいのは分かります。それだけ魅力があるのは私も感じますし。けどなんというかその設定でシナリオが壊れちゃ意味ないんですよね。追加した分削ったものがあるからチャラというか、一部それ以下になってる気がする。それに演出が加わって……ね。
 ああそうそう、メジューサ役のマチャミは一見マチャミに聞こえない声で凄い頑張ってたと思うんですが、美夜子役の相武紗季さんはごめん、予想通りでした。←これ、かなり不満。声質はいいんですけどねー。

■シナリオ
 始終ジェットコースターではドラえもんではない そして
 以前「のび太の恐竜2006」の感想で、こんなような感想を見た覚えがあります。
   「今回の新作はアドベンチャー部分・キャンピングがあっさりしているのが不満だ
    大長編の「大冒険」はその世界観だけではなく「大変だけど楽しい『旅』」を
    感じさせるキャンプ要素が私たちをよりわくわくさせてくれる」

 みたいな。

 今回の「魔界大冒険」は「恐竜」よりも思い入れが強いからか、まさに私もそれを感じました。
 特に魔界星についてから魔王の城にいくまでがこれに当たります。原作では北極を越え、人魚の海を渡り、迷いのサバンナを抜けてようやく大変な思いをして来た魔王デマオンだからこそ最初の銀のダーツがより生きてくるわけで、怒涛の展開過ぎるのは逆にあっさり感じさせて感動を削いでしまいますね。
 そういうジェットコースターだからこそ面白みがなくなるのではなく本当に不満なのは(ネタバレ危険度上昇につき反転:注意)ラスト部分(反転終了)なんですけどね。なんでああするかなぁ。><;

 そしてタイトルの「そして」の部分は消化不良な設定があるというところ。「え?でなんなのよ!」ってのがあります。これもまたでっかいです。なんで新設定でこんなの加えたの?
 色々と我々にゆだねすぎだと思う。

■いい部分
 ドラミちゃん登場とミヒマルGT
 ドラミちゃんの登場は新シナリオとちゃんと絡んでいい登場の仕方だったと思います。あれなら急に出てくるドラミちゃんの違和感はないです。
 また、ミヒマルGTはサビを聞く限りは良かったんですけど一応「最悪」を想定していたので(ごめんね^^;) 案外普通だったなと思います。そりゃラップとか入ってる曲ですけど、今の映画としてはこれでいいんじゃないかと。今の子供にはこういうほうが身近なんでしょう。


■総評
 魔界大冒険は旧作。今回は「新」がついてるでしょ、「新」。別物よ。
 で、最初に戻るわけです。w
 これを最初に見た子が旧作見たら、そっちの方がまとまってるし感動するんじゃないのかなぁ……。ああ、新設定ありきで見ることになるからそこは不満に思ってしまうか。けど本当に美夜子さんが好きになったのなら、絶対旧作を見るべきなんですよ。わたしゃあ今度すぐレンタルしてきますよ。すっごい久々に旧作見たくなっちゃったもん。w
 


 

 以上、感想でした。ぶっちゃけ旧作ファンならば今回は映画館に足を運ばずともレンタルで借りちゃえばいいと思います。けど映画館で見る事自体には意義がありますから。ドラえもんも含めて是非見たいと思っている映画は、映画館で見ましょう~ッ!

 この調子で新シナリオを追加する体制だったならば、逆にリメイクが続かなくてホッとします。「のび太の恐竜2006」は良かったのになぁ。残念。今回は本当に残念です。

by far_gaia | 2007-03-12 23:10 | 趣味(漫画・アニメ中心)


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